もののしくみ研究室の特長
もののしくみ研究室の特長
小学校3年生以上を対象としたロボットプログラミング講座です。
自動ドアや信号機など、生活の中にあるプログラムで制御されたもののしくみを学び、それらを自分でつくって動かします。身近にあるものだからこそ興味がわき、知識が深められます。
また、テキストでは算数や理科の知識をあえて教科書と同じ書き方にし、「勉強って将来、役に立つの?」と疑問に思っている子どもたちに、「勉強って役に立つんだ!」と実感してもらえる内容となっています。
様々な形のロボットをブロックで組み立てます。ブロックは自由に組み合わせることができるので、アイデアしだいでオリジナルのロボットを作ることができます。
タイピングではなく、命令が書かれたカードを画面上で順番に組み合わせてプログラミングをすることができるので、小学生でも簡単にできます。
「プログラム?」「組み立て?」「配線?」。ロボットが思い通りに動かなかったときに自ら多角的に問題を分析し、失敗を積み重ねながら正解を導きだします。
テーマの最後に、ものづくり分野で活躍する企業のインタビュー記事「プロの仕事に学ぼう」を掲載。実際に働く人々の話に触れることでさらに学びを深め、キャリア教育にもつながります。
WRO世界大会優勝チーム
指導教官奈良教育大学附属中学校教諭
(技術家庭科)
葉山 泰三
学習環境デザイナー/学習科学者
公立はこだて未来大学
システム情報科学部 教授
美馬 のゆり
近年、授業を聴くだけ、いわれたことだけを学ぶという受動的学習に対し、能動的学習(アクティブラーニング)の重要性が指摘されています。能動的学習と体験学習は異なります。体験学習は体験・経験して終了。一方、能動的学習は、課題解決学習です。学んだことから次の問いが生まれてきます。
今学んでいることと社会との繋がりを意識し、それらを活用しながら自ら課題を発見し、解決に向けて主体的、共同的に調査、分析し、その成果を表現する。身の回りにある問題に「科学する心」で向き合い、仲間を見つけて解決していく経験を積むことが「未来を創る力」「世界を変える力」につながります。
「もののしくみ研究室」の学習で頭と身体をフルに使いながら、いろいろな経験で、たくさんの仲間を見つけてください。
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奈良教育大学附属中学校ではグローバル人材の育成を目指し、毎年国際ロボットコンテストに挑戦しています。ロボット教育は、理的思考力、問題解決能力、創造力をはじめとした21世紀社会で求められる幅広い能力開発に大変効果的であり、今や世界中でも盛んに行われています。
「もののしくみ研究室」の教材は、身近な機器を題材として、プログラムだけでなくメカニズムについても、研究しながら実践的に学ぶ工夫がなされています。また日本が世界に誇る技術の開発秘話についても、巻末の企業インタビューなどでわかり易く学ぶことができ、既存のロボット教材よりも大きな教育効果が期待できます。
海外のロボット教材が目立つ中、日本生まれのロボット教材ができたことは大変画期的なことです。未来社会で真に活躍できる人材の育成を、高い技術力(教育力)を持った国産の教材で行えることは、大いに夢のある話だと思います。